ドッグフードと愛犬の健康

低脂肪のドッグフードの利点

肥満防止に繋がる

低脂肪のドッグフードは、肥満の防止に繋がります。
肥満の主な原因は、脂肪が体内に蓄積されていった結果です。
これによって運動障害や、身体に様々な疾患が引き起こされるのです。
近年では「デブネコ」や「デブイヌ」といった肥満体系のペットがブームになっています。
確かに、大きくてのっそりと歩くさまは非常にかわいらしいです。
しかし、愛犬の健康を損ねてしまう事に繋がりますし犬にとってもたまったものではありません。

高たんぱくな物が多い

低脂肪のドッグフードは、逆に高たんぱくである場合が多いです。
たんぱく質が多く含まれているドッグフードは、肉類の比率が大きいことを意味します。
肉=脂肪と考えてしまいますが、同じ肉でも例えば赤身は脂肪が少ないです。
高たんぱくなドッグフードは、この赤みをふんだんに使っているため脂肪はかなり少ないのです。
そして、犬は肉食の動物ですので肉に対して非常に食いつきが良いです。
ですので、もし犬の食欲が無いようでしたら低脂肪のドッグフードを与えると改善する可能性がありますのでお試しください。

内臓に優しい

そして、脂肪の少ないドッグフードは内臓にも優しいです。
特に、肝臓にとって脂肪が少ないフードは非常にありがたいです。
いわゆる内臓脂肪と呼ばれる物は、肝臓に脂肪が付いた状態をいいます。
例えばフォアグラは、鴨の肝臓を人工的に脂肪の付いた肝臓「脂肪肝」の状態にした物です。
この脂肪肝は、一見体形に問題が無くても発症してしまうことがありますので、中々わかり辛い内蔵異常なのです。
人間のように定期的に健康診断を受けることも難しいので、普段のフードから気をつける必要があります。
ですので、内臓の負担を軽くするためには低脂肪のドッグフードが有効なのです。

獣臭さが解消される

低脂肪なドッグフードを与えることで、犬の体臭が改善されることがあります。
犬の体臭の原因には、体毛の多さから来る「蒸れ」もありますが、実は脂肪も関係している場合があるのです。
人間と同じように、脂肪が酸化すると「ノネナール」という成分が生まれます。
実は、これは人間の加齢臭の原因にもなっている成分なのです。
体内に脂肪が多いと、当然のことながらノネナールがたくさん発生します。
そして蒸れとあいまって、独特の獣臭さを発するようになるのです。
ですので、普段から低脂肪のフードを与えることで脂肪の蓄積量を減らすと、体臭改善に繋がるのです。

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